トリキュラーはアフターピルの代用になる?違いは?

トリキュラーの飲み忘れや性行為によって、意図しない妊娠の可能性があった場合、妊娠を避けるためにアフターピル(緊急避妊薬)を使うのが一般的です。しかし、トリキュラーでもアフターピルの代用になるとされています。なぜ代用できるのかトリキュラーとアフターピルの違いやトリキュラーを使った緊急避妊法について詳しくご紹介します。

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アフターピルとは

アフターピルの効果性行為中にコンドームが破けたり、ピルの飲み忘れでコンドームなしで性行為を行うなど避妊に失敗したときに、後からアフターピルを使うことで緊急避妊することができます。
そもそも妊娠に至るまでには排卵、受精、受精卵の着床の3段階を経て妊娠が確定しますが、アフターピルは排卵の抑制や受精卵の着床の抑制に効果があるので、避妊ができるというわけです。
アフターピルでの避妊確率はおよそ80%といわれているので、必ず避妊できるわけではありませんが、早期にアフターピルを使用することで避妊の確率を高めることができます。

アフターピルの使い方

アフターピルを使った緊急避妊法には主に2種類存在します。それぞれご紹介します。

ヤッペ法

プラノバールという中容量ピルを使います。
性行為後の72時間以内に中容量ピルを2錠服用して、12時間後に再び2錠を服用する方法です。低用量ピルでも代用可能なのが特徴です。

副作用では吐き気、下腹部痛、胃腸障害、頭痛の症状が挙げられます。1回目の服用後に嘔吐してしまったら薬の効果が体内に吸収されないことで、避妊効果がなくなります。その際には再び服用する必要があります。

ノルレボ錠

ノルレボ錠という緊急避妊薬を使います。
性行為後の72時間以内にノルレボの錠剤を2錠服用する方法です。ノルレボは国内初の緊急避妊薬として承認されたアフターピルです。

副作用はヤッペ法と比べると、嘔吐や吐き気などの症状が出にくいとされています。

トリキュラーとアフターピルの違いは?

トリキュラーとアフターピルには共にホルモン量を調整する成分が配合されていて、避妊効果があります。
この2つの違いとしては使う目的が異なります。トリキュラーは低用量ピルの一種で21日間と休薬期間の7日間をサイクルとして飲み続けることで、その間は避妊効果が続きます。
対して、アフターピルは性行為で避妊が失敗した後に飲むことで妊娠を回避するために使われます。
アフターピルはあくまで緊急に避妊する方法なので、普段から避妊予防をするにはトリキュラーを使用しましょう。

トリキュラーで緊急避妊はできる?

低用量ピルのトリキュラーで緊急避妊は可能です。トリキュラーは本来、緊急避妊薬ではありませんが、国内で多く使われているノルレボ錠の成分にはレボノルゲストレルが配合されています。トリキュラーにもレボノルゲストレルが配合されているので、緊急避妊として使うことができます。

トリキュラーと緊急避妊方法

トリキュラーで緊急避妊方法の説明をする前にまずはトリキュラーについて詳しく解説しなければなりません。詳しく説明してまいります。

トリキュラーの種類

まず、トリキュラーには21錠タイプと28錠タイプの2種類が存在します。

トリキュラー錠21
赤褐色(6錠)+白色(5錠)+淡黄褐色(10錠)=トリキュラー21
トリキュラー錠28
赤褐色(6錠)+白色(5錠)+淡黄褐色(10錠)+白色(7錠)=トリキュラー28

違いとしては21錠タイプには偽薬(プラセボ錠)が含まれていないのに対して、28錠タイプは偽薬(プラセボ錠)が含まれています。偽薬がある理由は飲み忘れ防止のためで、偽薬には成分が含有されていません。

トリキュラーの有効成分

トリキュラーは3相性タイプの低用量ピルで、黄体ホルモンと卵胞ホルモンという女性ホルモンが含まれていています。有効成分にはレボノルゲストレル(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)が配合されています。3相性のピルはホルモン量の異なる錠剤が3種類あるのが特徴です。それぞれの含有量を見てみましょう。

トリキュラー錠21/トリキュラー錠28
赤褐色(6錠)レボノルゲストレル0.050mg、エチニルエストラジオール0.030mg
白色(5錠)レボノルゲストレル0.075mg、エチニルエストラジオール0.040mg
淡黄褐色(10錠)レボノルゲストレル0.125mg、エチニルエストラジオール0.030mg

トリキュラーでの緊急避妊方法

トリキュラーで緊急避妊を行う場合、淡黄褐色の錠剤(12日目から21日目)を使用します。淡黄褐色の錠剤はホルモン量が3種類の中で一番多く含有しているためです。淡黄褐色が手元にない場合は、白色の錠剤や赤褐色の錠剤でも代用可能ですが、妊娠のリスクを下げるためには淡黄褐色の錠剤を飲むのがいいでしょう。

次に飲む方法ですが、アフターピルの「ヤッペ法」と同じ方法を使います。
性行為後の72時間以内にトリキュラーの淡黄褐色の錠剤を2錠飲みましょう。そして、12時間後に再びトリキュラーの淡黄褐色の錠剤を2錠飲みます。
避妊は性行為後に早く服用すればするほど、避妊の成功率も高くなります。
72時間以内に服用しなければいけないのは、卵子と精子の受精から子宮内膜に着床するまでには約7日間かかります。その期間内にアフターピルを使用して、受精卵の着床を防ぎます。

まとめ!
・淡黄褐色の錠剤(トリキュラー)を使用
・性行為後72時間以内にトリキュラーを2錠服用する
・12時間後に再びトリキュラーを2錠服用する

緊急避妊法の後に消退出血が起これば成功

トリキュラーで緊急避妊法を行った後に早くて3日から4日までに消退出血(生理)が起こります。この消退出血は避妊に成功した証拠です。トリキュラーの効果で黄体ホルモンが上昇してその後に下がります。その急激な変化により消退出血が起こります。
また、消退出血が起きる日にちには個人差があり、その期間不安だと思いますが、目安として3週間以内に消退出血が起こらなければ避妊に失敗した確率があるので、すぐに妊娠検査薬を使用してください。

まとめ!
・緊急避妊法を行った後の3週間以内に消退出血が起これば成功
・3週間経過しても消退出血が起こらなければ妊娠検査薬を使う

緊急避妊でトリキュラーを使う上での注意点

トリキュラーは緊急避妊薬として代用は可能ですが認可はされていません。妊娠を疑うときに手元にトリキュラーがあって、すぐに病院に行くことができない場合はトリキュラーを使用するといいでしょう。緊急避妊には近くの婦人科を受診するのが賢明です。

トリキュラーを緊急避妊で使ったときの副作用

トリキュラーを緊急避妊法で使う場合の副作用は通常に使用する方法と大きな違いはありません。普段から低用量ピルを服用している人で、飲み忘れによって避妊を失敗した時に服用する場合の副作用は体が慣れているので、でにくいです。
一方、普段からピルを飲まない人でトリキュラーを使うと副作用がでることもあります。緊急避妊時にはホルモン量が多く含まれている錠剤を使用するので、ホルモンバランスが急激に崩れることで吐き気や頭痛の症状を引き起こします。また、重篤な副作用に血栓症の症状が現れることがあるので、注意が必要です。

緊急避妊に用いられるアフターピルの代わりになるトリキュラーについてご紹介します。 意図しない妊娠の疑いがあったときに使用するのがアフターピルですが、低用量ピルのトリキュラーにも緊急避妊を行うことができます。その方法を詳しく解説します。

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